お風呂で謎の溺死、その犯人は?
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なぜ、少し熱めのお風呂好きが、「謎の溺死」というヤバイ状況をもたらすことになるのか?
そこには、『驚がく反応』というキーワードが登場します。
驚がく反応とは、たとえば、42度~43度の熱めのお風呂に入った場合、血圧が急上昇します。湯に入った直後は、身体が熱さにびっくり反応して、抹消の血管が収縮します。血管の収縮により血圧も急上昇するわけですね。このびっくり反応のことを「驚がく反応」と呼ぶそうです。
驚がく反応が起きて、血圧が急上昇すると脳梗塞や心筋梗塞が起こりやすい状況になります。
しかし、謎の溺死は、脳梗塞や心筋梗塞によるものではないのです。これらの原因による湯船での死亡事故は、1割程度に過ぎないのです。
問題は、驚がく反応の後に起きる身体の状態にありました。
驚がく反応を起こし急激に上昇した血圧は、あるピークを境に今度は下降カーブを描きます。38度ほどの湯に入っていた人の血圧カーブとの違いが図で示されています。
図は38度と42度のグラフで示されています。38度は、湯船に入った後、血圧の下降は一定のところで留まっています。それに対し、42度は、ドンドン下降を続けています。42度は異常なまでに血圧が下降していき、38度との血圧差が20ほどにもなりました。

いったん驚がく反応を起こした血圧は、急上昇し急下降する、ジェットコースターのような、どこかの誰かの生き様のような、そんなカーブを描いています。まさに山高ければ、海深し。もって銘ずべきでありましょうか。
ここに謎の溺死のポイントがあったのです。
異常な血圧低下が起きると、身体にはどのようなリスクがかかってくるのか?
こうなると、脳に血液が行きわたりにくくなり、意識障害を引き起こす可能性が高くなるのです。最初は、ほんわり心地よいのですが、それがやがて悪魔の誘惑へと導かれていくのです。気持よくなって、うっかり風呂で眠ってしまった、そんなことはときどきある経験ですが、これは悪魔の誘惑へのとば口近くをさまよっていたことになります。
謎の溺死には、このときの意識障害が大きく関与しています。意識を失った状態で、少量の水が肺に入り込み、それが引き金となり、ショックで心臓が止まる。・・・そのように番組は指摘していました。
これが謎の溺死の正体であり、年間およそ1万人がこれによる入浴死亡事故に遭っていたのです。
それでは、わたくし団塊のような熱めの風呂好きは、これからどうしたらよいのか、番組では、謎の溺死を防ぐための対策も提供してくれました。
つづきを読みたい方は、お手数で申し訳ありません。
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